にっきちょ

石橋をたたいて壊し遠回り

はやいは正義か

2018年、今年も終わろうとしています。

おいらの人生も折り返し点を過ぎ、なんだか色々感じることがあります。


いつも職場では、社長や上司から、「はやくやれ!」と、言われます。

それはおいらもわかります。早くやれば、納期が短く済みます。その分、製造コストが低くなります。

時間かかるより、はやいほうがいいに決まってます。それは十分心がけて、日々仕事しています。

おいらの会社は、いわゆる大手の孫請け。売値をたたかれ、ちょっと前の半値近くまで下げられていると聞きます。

利益を上げるためには、今までの倍近い量を、同じ期間でこなさなければなりません。

そうです、薄利多売、です。

以前ファーストフードの店長をしていたこともあり、薄利多売の厳しさは十二分にわかっています。

しかし、技術力というものは、「はやさ」、だけなのか?時々、ふと、考えてしまいます。

はやさを突き詰めても、限界があります。これ以上は無理、というところが、必ず出てきます。

それを無理して縮めれば、必ず、品質は落ちます。

果たしてそれが技術力の向上といえるのか?考えてしまいます。


先日バイクでいつものコースを走ってました。ほぼ毎週走ってるので、まあ危ないところもわかってます。公道ですしね。

そしたら後ろから、大型3台がついてきました。後ろにつかれるのも嫌なので、先に行かせました。

その3台、所かまわず飛ばすこと飛ばすこと。

周りの安全を確認しながらついていきましたが、ひやひやものです。

休憩場所で一緒になり、遠めに見てたら、20代後半くらいの若い子たち。ちょっと前の大型バイクを、安くで手に入れたって感じでした。

ジーンズにジャケット、スニーカーに近い靴、それなりに技量はあるのだろうけど…

帰り道、ふと、かんじました。はやいだけが正義なのだろうか、と。

速く走ることは、確かにバイクの楽しみの一つ、それは否定しません。

だけど、2輪4輪関係なく、周りを顧みず、ただ自分たちの思うままに飛ばすのは、ただのわがままではないかと思います。

ルール、常識、自分の技量、それらを考えつつ、うまくバランスをとって、楽しみたいものです。


はやくはやく、だけではないんじゃないかな。


今年も1年、怪我無く走れました。また来年も、楽しみたいです。


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