にっきちょ

石橋をたたいて壊し遠回り

どうしたものか

今日は上司と二人の時間がありました。

いろいろ言われました。ほとんどは聞き流してましたが、上司の本音、しっかり聞き取りました(笑)


上司が今までやってきたお店は、お客さんが減ってしまい、毎月大きな赤字を出してます。

おいらのいるお店は、そのお店よりも売り上げはあるし、頑張れば、黒字を出せるお店です。

上司は、今までやってきた自分のお店をつぶし、おいらのいるお店一本にしようと考えているようです。


うすうす感付いてはいました。やっぱりそうきたか、という感じです。

常識で考えて、売り上げの上がらない赤字のお店を持つより、可能性のあるお店にかけるほうが、リスクは小さいですから。

結論は8月に出すらしいので、まだ先なのですが、もしお店を残すのであれば、おいらが行って、立て直しを図る事になる、という事でした。

やっぱりそうか、という感じです。ちょっと、おいらに頼りすぎてるな、とも感じました。


おいら個人の考えとしては、たとえおいらのいるお店一本にしたとしても、今の上司のやり方では、また同じ事の繰り返しになると思います。

同じ人が、同じ事をやって、売り上げが伸びるわけがありません。

経営関係の本を読んでみれば、そんな事は常識的に書いてあります。


仕事のやり方、人の使い方、その他いろいろ、ほんとうに、自分自身を変えるつもりでやらないと、見込みのあるお店でも、ダメになってしまいます。

いや、ダメにしてしまう、と言ったほうが正しいのかもしれません。


大学院を出たあと、短い期間でしたが、おいら、一部上場企業に勤めてました。

研究所では、今までの10倍以上の寿命を持つ材料を開発しました。

工場では、月間100万円以上のコスト削減を実施しました。

地味な仕事ではありましたが、頭と身体をフル回転させ、身体は犠牲にしてしまいましたが、それなりの結果を出しました。

お店を立て直せ、と言われれば、それなりの結果を出す自信はあります。

でも、それには、かなりの努力、忍耐が必要になります。子供のおままごとではないですから。


今の上司には、そういう危機感が、感じられません。

今、おいらは、厨房での仕事が終わったあと、2時間はお店に残り、仕入れ、売り上げ、人件費、考えまくってます。電卓を叩き、ここは削れる、ここは削れない、など、お店を黒字にするために、できる限りの事をしています。

休みの日も、お店に顔を出し、事務仕事をしています。

一緒に働いている人たちにも、やりにくい、と感じさせないよう、いろいろと気を配ってます。

毎日、12時間近く、時にはそれ以上、働いてます。もちろん、サービス残業です。


「会社を経営する」ということがどれだけ難しいか、本当の意味で、今の上司はわかってないような気がします。

何もしなくても儲かったバブルの頃とは、時代も、人の考え方も、違います。

おいらがそこをフォローするべきか、今、悩んでます。

そこまでして、この上司が、ついて行くだけの価値のある人なのか、見極めてます。


ちょっと難しい話になってしまいました。

読んでくれた方、ありがとうございます。